クラウドワークスの応募でやる3つのうち、2つを自作アプリに移しました

記事のサムネイル:応募管理アプリの画面から、撮影用に作った架空の案件カードを1枚写したもの。案件名の右に「送信待ち」の札が付き、案件名と報酬・期限の行の下に、オススメ度・判定・罠・勝ち筋・何を書けば通るかが並ぶ案件分析の欄があり、その下に応募文の下書きが入った欄が続いている

クラウドワークスへの応募でやっている作業を、1つの画面にまとめるアプリを自作しました。案件ごとの判断のメモと、応募文の下書きと、出した後の記録が入っています。インターネットには公開しておらず、私のパソコンの中だけで動きます。

毎回同じ作業を手でやっていて、それを道具にしてみたい方に向けて、前と後・作った順番・間違えたこと・直せていないことを、そのまま書きます。

先に3つ、正直に書いておきます。1つ、この道具のコードは人に見せる形にしていないので、ここに書けるのは作り方の流れと、考えたことだけです。2つ、この記事に載せている画面の案件は、撮影のために作った架空のもので、実在の案件も依頼者も写っていません。3つ、この記事も、構成と下書きはAIが作ったものを私が読んで直しています。人間の書き手は私ひとりです。

応募のたびに、同じ3つを手でやっていた

道具を作る前は、毎回同じ手順を踏んでいました。工程は3つです。

1つめ、出すかどうかを決める。期限、報酬、自分にできる内容か。案件ごとに見比べて決めるのですが、その時に考えたことはその場限りで、翌日には残っていませんでした。

2つめ、応募文を毎回ゼロから書く。自己紹介、できること、進め方。中身は案件ごとに変わりますが、組み立て方は毎回同じで、それを毎回はじめから書き写していました。

3つめ、出した後のことを覚えておく。どれにいつ出したか、期限はいつだったか。頭の中と、開きっぱなしのブラウザのタブに置いていました。閉じると分からなくなるので、閉じられませんでした。

3つのうち、2つ目と3つ目はいつも同じことの繰り返しでした。ここだけ画面に載せられないか、と思ったのが始まりです。

いま、画面の上で起きていること

一覧画面:撮影用に作った架空の案件カードが縦に3枚並んでいる。1枚目は案件名の右に「締切間近」の札が付き、判断のメモも応募文もまだ空。2枚目は案件名の右に「送信待ち」の札が付き、判断のメモと下書きが入っている。3枚目は報酬や期限の行の下に「応募期限超過」の札が付き、案件名も報酬も期限も文字が薄い(3枚目は札の下で画像が切れている)

いまは、その3つが画面の上に並んでいます。

画面に出ているのは、撮影のために作った架空の案件カードが3枚です。1枚目は締切が近いという札付きで、判断のメモも応募文もまだ空。2枚目には判断のメモと下書きが入っています。3枚目は応募期限超過の札が付いて、案件名も報酬も期限も、文字が薄くなっています。2枚目と3枚目の細かい文字は、この後の画像で大きく写しています。

工程1の後。カード1枚に、案件の情報と判断のメモが一緒に載ります。期限・報酬・形式に続けて、オススメ度、判定、罠、勝ち筋、何を書けば通るか。まだ間に合うもののうち、応募期限が近いものほど上に来ます。期限が過ぎたものは、下に落ちます。その場で考えて消えていた材料が、カードに残るようになりました。

応募文の画面:1枚の案件カードを大きく写したもの。案件名の右に「送信待ち」の札が付き、案件名と報酬・期限の行の下に、オススメ度・判定・罠・勝ち筋・何を書けば通るかが並ぶ案件分析の欄がある。さらに下に応募文の下書きが入った欄と、開いた状態の「AIの自己評価(なぜ刺さるか・どこが弱かったか)」の欄(「弱いのは実績の具体性です」を含む3行)があり、いちばん下に「送信済みにする」を含むボタンが並んでいる

工程2の後。応募文の欄に下書きが出ます。その下に「AIの自己評価」という欄があります。ふだんは畳んであって、開くと、なぜ刺さるか・どこが弱かったかが入っています。ここを読んでから、自分で直します。画像の例では「弱いのは実績の具体性です」と書いてあります。下書きをそのまま送ったことは、一度もありません。

工程3の後。クラウドワークスの画面で応募を出したら、この画面に戻ってきて、そのカードのボタン「送信済みにする」を押します。これは送る操作ではなく、出したという記録を自分で付ける操作です。最初の画像の2枚目にある「送信待ち」が、まだ出していないという印です。期限のほうは自分では触りません。締切が近いものには案件名の右に「締切間近」、期限が過ぎたものには報酬や期限の行の下に「応募期限超過」が、日付から付きます。応募を出す場所はこの道具の外で、ここに残るのは、自分で付けた記録だけです。

中身は3つの部品でできています。1つめ、Python の Flask。ブラウザで開く画面を、自分のパソコンの中だけで動かすための道具です(ローカルWebアプリ)。2つめ、文章の下書きは Claude Code のCLI(文字を打って使うほうの Claude Code)を、画面の裏で呼んでいます。APIキー(外部サービスを使う鍵で、使うとお金がかかります)は使っていないので、増える費用はありません。3つめ、保存は自分のPCの中のJSONファイル1つ。テキストファイル1つに、案件も応募文も入っています。

この道具がやっているのは、下書きと、自分で付けた記録の整理だけです。出すか決めるのも、文章を直すのも、クラウドワークスの画面で応募を出すのも、今も全部自分の手です。

一度に作っていない。小さく足していった

はじめから今の形だったわけではありません。4段階に分けて足しました。

①一覧と応募文の下書きだけ。②「この案件の罠はどこか、何を書けば通りそうか」という判断のメモを足した。③作業用のノートの雛形が出るようにした。④応募期限が近いカードに札を付けて、上に並べ替えるようにした。

1段階ぶんだけ動かしてみて、狙いどおりならその上に次を乗せる。この順だと、思っていたものと違った時に、どこを見ればいいかがすぐ分かります。

逆に、足していない機能もあります。納品物を作るところまで手伝う機能は、実際に必要になってから作る、と決めて手をつけていません。

この道具が届く範囲も書いておきます。動いているのは私のWindows機1台の中だけで、使っているのも私だけです。自分の応募のやり方に合わせて作ってあるので、そのままでは他の人には合いません。配布も販売もしていません。

それから、何分の作業が何分になったかは、計っていないので言えません。速くなった気はしますが、気がするだけです。

間違えたことと、いまも直せていないこと

どちらも、実際に画面を出してみるまで分かりませんでした。

1つめ。判断の材料に、自分が書いたメモまで混ぜてしまいました。案件の種類を自動で分ける仕組みで、案件そのものの情報だけでなく、私が後から書き足したメモまで材料に入れていたのです。そのため、案件と関係のない言葉に引っぱられて、まったく違う種類に分けられました。材料をタイトルと形式だけに絞り直して、直りました。

2つめ。薄くしただけでは、私自身が読めませんでした。応募期限が過ぎたカードを「文字を薄くする」で表したところ、周りに溶けてしまい、見落としました。白抜きの文字に赤茶色の背景を敷いた札に変えて、やっと気づけるようになりました。

期限切れの表示:1枚の案件カードで、報酬・期限などの行が薄い灰色になり、その下に白い文字の赤茶色の札で「応募期限超過」と表示されている

この赤茶色の札が、いま書いた「薄くしただけでは気づけなかった」の、作り直した後の姿です。報酬や期限の行は薄いままですが、札だけは薄くなりません。

直せていないことも2つあります。1つ、下書きが良くなっているかどうかを確かめる方法がありません。自分で読んで直しているので、直す前と後を、自分以外の目で見比べたことがありません。2つ、送信済みの記録は自分で付けるので、忘れるとその場で画面のほうが実際とずれます。忘れないようにする仕組みは、まだ作っていません。

まとめ

もし自分の仕事の中で、毎回まったく同じことをしている工程が思い当たるなら、そこが道具にできる場所かもしれません。手でやっている間は「面倒だ」としか言えなかったものが、3つに分けて並べた時に、どこが同じなのかが見えました。

残りの1つ——出すかどうかを決めるところは、いまも全部手でやっています。材料がカードに並ぶようになっただけで、読んで決めるのは私です。

私の場合はこうしました、という話です。この形が良いかどうかは、まだ分かりません。しばらく使ってみて、また直すつもりです。

仕組みにしてみたい作業の話があれば、お問い合わせからどうぞ。目を通すのは私です。